コードネームu.n.c.l.e.の感想

 

冷戦時代のベルリンを舞台に、元泥棒でアメリカのトップスパイのナポレオン・ソロと、ソ連のエリートスパイ、イリヤ・クリヤキンのライバル2人がナチスの核弾頭入手を防ぐため、まさかのタッグを組んで犯罪組織に捕らわれた科学者を奪還する、というお話。イリヤは我らがウィンクルボス兄貴。

 ガイリッチーの監督作の中ではスナッチのやや下くらいの面白さって感じでした。東ベルリンから西側に壁を超えて逃げるシーンとかはなんかルパンぽくて良かったんですが、なんかキャラクターとストーリーがいまいち。

音楽と映像(ファッションとか)は流石のクオリティでした。しかしロックンローラで感じたカタルシスのような演出はなかった。

町山先生の談だけど、良い映画には良いセッ〇スと同じで必ず絶頂がある。それがいまいち感じられなかったなー。というのが感想です。

しかし、ガイリッチーが背負った宿命かのように必ず入れてくる尺八みたいな吹奏楽器はなんなんだろうか。多分イギリスの楽器なんだろうけど。